記)ふるさと伝承科 高橋 孝子
学園祭でのクラブ発表を終えて
我々志朗人クラブは、課題学習の活動も有り、メンバー全員が揃わなっかたり、休部になったりして、なかなか学園祭での発表の道筋を決められませんでした。そんな中でしたが、今年は一人一人が気に入った題材を朗読しようと、やっと夫々の「テーマ」も決まり練習を開始出来たのは、10月に入ってからでした。
学園祭の発表までに仕上がるのかと不安を抱きつつ、酒井先生の的確なアドバイスと、個人の集中力で回を重ねるたびに不安は払拭されて行きました。
2年前まったくの素人だった私たちの2回目の発表の舞台でしたが、本番はみんな落ち着いて、それぞれの最高の発表が出来てよかったと思っています。
《志朗人クラブ27》 酒井 利子
『志朗人クラブ』ちょっとシャイで、シャレているでしょう。私達は27期朗読クラブです。
元イケメン5人と今でもお姫様4人で、酒井先生の許、精進しています。
自分の声で本を読んでみたかった、前から興味があった、簡単そうだからと動機は様々ですが、目標の一つは、人さまの前でお気に入りの作品の朗読発表ができる様になる事です。
昨年の学園祭後、新美南吉「ごんぎつね」と今は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を復習(なら)っています。どんな事でもやってみれば奥は深いもの。「ごんぎつね」の頃は読む事だけで精一杯でしたが、「蜘蛛の糸」のこの頃は、声で距離感を出すとか、人間性を出すとか、語り口調で読むとか少しずつ難しい事に挑戦しています。
そこで練習熱心な私達はもっと上達すべく《白樺湖での朗読合宿》を計画しました。物見遊山だろって、いえいえ、しっかり練習に励みましたよ。前夜、一人一人が自分で読む作品を選び、空気のきれいな澄みきった翌朝に白樺湖に向かい、一人一人思い思いの作品を朗読しました。観客は、私達と散歩中の数人、でも心に残る楽しい発表会でした。
今年の学園祭も、皆様に気持よく聞いていただける様、一生懸命練習に励んでおります。